メーカーの威信をかけた明るいレンズ製作

メーカーの威信をかけた明るいレンズ製作

メーカーの威信をかけた明るいレンズ製作

明るいレンズの優秀性とデメリット、操作性の楽しさや難しさについてはもうお分かりのことと思います。

色(レンズが大きくなるほど、今度はレンズの大きさに合わせた球面収差という問題も生まれてきます)収差の補正を高めるためには内部レンズを多用して明るくしなければならず、結果、明るいレンズほど描写力が優れることになるわけですね。

この明るいレンズに対するメーカーの開発競争は一時すさまじい勢いがありました。

1950年代、まだフィルムを使ったレンジファインダー(フレーミング用のビューファインダーを備えているカメラのこと)の時代で、日本のカメラ性能がヨーロッパレンジファインダーに追いついた頃の話です。

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明るいレンズを作れることは光学機器メーカーの技術の証、象徴としてキャノンやニコンだけでなく、当時存在していたさまざまなメーカーがこぞって明るいレンズを作りました。

ニッコールS Auto 55mmF1.2、ズノー5cm(当時はcmとmmが混在表記されていました)、そしてキャノンの50mmF0.95など。

しかし明るいレンズになるほど大口径が必要になり、当時のレンジファインダーの小型カメラに装着するとカメラが隠れるほど巨大化、フレーミング用ビューファインダーすらかぶるくらいの大きさになった上、レンズを磨く技術も今ほど発達していなかったので当たり外れが多く、実用性は低かったのが現実です。

開発競争は一眼レフに移った時に一時収束しましたが、この時期の明るいレンズ開発競争で得た糧は、現在の明るいレンズ製造に大きく役立っています。

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