F1.2という魔力

F1.2という魔力

F1.2という魔力

キャノンにはF1.2という業界トップクラスの明るいレンズがあります。

EF85mmF1.2LⅡUSMという中望遠の単焦点レンズ。

最大経91.5mmでフィルター経も72mmの大口径レンズです。

重さは約1㎏あり、希望小売価格も23.5万円と、85mm単焦点としては破格です。

あまり一般受けするレンズではなく、主にポートレートやファッション関係など、スタジオ撮影を行うプロが愛用しているレンズですね。

なにしろ開放値、F1.2で撮影した時の被写界深度の浅さは他のレンズの比ではありません。

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ポートレートを撮る時、極端な話、目の瞳孔部分とまつ毛の先、どちらにもピントを合わせることができるほど被写界深度が浅くなります。

当然、少しでもピントの位置を間違えれば使い物にならない写真になりますが、狙ったところにピンポイントでピントが合った時、その写真は全体が柔らかいのに撮影者の意図がシャープに伝わる特徴的な写真ができあがります。

レンズの魔法、と言ってもいいでしょう。

ニコンにもデジイチに使えるレンズでAi Nikkor 50mmf/1.2Sという優れたレンズがありますがこちらはマニュアルフォーカスです。

キャノンばかり取り上げてニコンが少ない、とニコン・ファンに叱られそうですが、けっしてキャノンの方が優秀、と言っているわけではありませんからね。

レンズに関してはカメラ業界がデジタルへ移行した時、ニコンはフィルムカメラ時代の古いレンズを使えるようなシステムにしたのに対して、キャノンは古いレンズ(いわゆるFDレンズ)をすっぱりと切り捨て、すべて電子制御対応のFDレンズに変換した経緯があり、レンズに関してはキャノンとニコンの思惑、方針の違いが明確にあるのです。

ちなみにF1.2の開放値になるとオートフォーカスはほとんど役に立たず、マニュアル操作でピントを合わせるしかありません。

EF85mmF1.2LⅡUSMもオートフォーカスでピントを合わせた後、マニュアル操作で微細なピント合わせができるようになっています。

ニコンは開放値の低いレンズほどマニュアルフォーカスの方が操作性は高いと知っているからこそ、オートフォーカスの低い開放値レンズをあえて作らないのでしょう。

・・・ふう。これでニコン・ファンの人、納得できたでしょうか?

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